素晴らしい会でした。町田にあたってくれて本当に良かった。これがタダだってんだから、ありがたいですね。
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『雷電の初土俵』 神田松之丞
『茶の湯』 瀧川鯉昇
『紙切り』 林家正楽
『二番煎じ』 柳亭市馬
どれも素晴らしい高座でした。
松之丞さんは会場を一気に爆笑にもって行き、また、ちらりと講談の良さを体現して帰って行く。この余韻の凄さたるや。
チケットがとれない、というのも納得ですね。素晴らしい講釈師。
鯉昇師匠の茶の湯。
冒頭から「らしさ」が思う存分に出ていました。あの昔話風のマクラで、再び会場はどっかんどっかん。
「ムクの皮」を「洗剤」と言い換えて演っていましたね。そのほうが今の人には分かりやすいですし、鯉昇師匠がやると違和感ない。こっちのほうが時代にあっているのかも。
紙切りの正楽師匠。
相変わらず最高。ちょっと絵が小さかったかしら。でもプロジェクターをつかった発表は、やはり素晴らしいですね。
そして市馬師匠の『二番煎じ』。
何も奇をてらったような場所はないのに、新鮮な気持ちで聞けました。
ネギとネギの間に肉が在る、とか、鍋がふんどしに染み込む、とか。
別に普通の『二番煎じ』だったんですがね、どうして市馬師匠がやるとあんなに面白いのか。相変わらずの美声も披露され、すっかり魅了されてしまいました。
2017の町田は大当たりでしたね。
来年もあたるといいな。
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