『いきの構造』 頭使って「粋」を感じる

いやー、難解でした。

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落語とかがね、好きなもので。
「粋」というものに人一倍こだわりとか興味はあるんですよ。

ただし、読んで読むとなんともちんぷんかんぷん。

「いき」の構造は「媚態」と「意気地」と「諦め」との三契機を示している。そうして、第一の「媚態」はその基調を構成し、第二の「意気地」と第三の「諦め」の二つはその民族的、歴史的色彩を規定している。
at location 220

度が過ぎた難解さではないのだけれども、読んでいて楽しいかと言われるとそうでもないかしら。

要するに「いき」とは、わが国の文化を特色附けている道徳的理想主義と宗教的非現実性との形相因によって、質料因たる媚態が自己の存在実現を完成したものであるということができる。
at location 254

ふーん。そうかもね。
そもそも、「粋」について直感を排し学問的に語ることは粋なのかしら。なんて屁理屈を考えたり。

粋じゃなくとも、野暮だとしても、それが学問をするということなんだろうけれども。

普段はロジックが好きなあたくしですが、粋については感覚重視でいたい、とか思っちゃいましたね。

はてなブログより引用

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