どうも、マツオです。
今回私が読んだのは『リアクト』 法条遥著 です。
総合評価 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3/10点
前回『リビジョン』から続く4部作の3部目です。点数が物語っている通り全然ダメでした。これはちょっと個人的にいただけない作品でした。
『リライト』では未来人が過去へやってくる、『リビジョン』では過去未来を見ることが出来る、『リアクト』では未来のタイムパトロールがやってくる、そんな話しです。タイムパトロールって概念はともかく、『リライト』と特に時間に対する考え方は変わらないです。
この話は『リライト』の矛盾点をつく話、あるいは『リライト』の物語の裏側を詳細に描いていく話、『リライト』を否定していく話、そんな作品でした。個人的になかなか楽しめた作品である『リライト』でしたが、それを真っ向から否定していく。しかもあの時のあれは実はこういう理由であのようになったのですよ、みたいなことを説明していく。
正直作者3作目にしてネタ切れか?と思いましたね。最初の作品にすがっている感じが満載です。驚きというよりは、それって要するに見方次第でどうにもでも解釈出来るよねってことを『リライト』はある視点から、『リアクト』ではそれをまた別の視点から見たような。そういう構成が面白い作品もあるかと思いますが、これはそういう類のものではありませんでした。
さて、これから読もうとしているのは『リライブ』 法条遥著 です。
今回4部作の4部目ですね。3部目で少しがっかりしてしまいましたが、巻き返しを期待します。
matsuo
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