さざんか寄席、終了

やればやるほど自信がなくなる

sazanka2014_2

課題の『親子酒』。
どのネタも少なからずそうですが、稽古すれば稽古するほど、下手さに気づくものです。

でも、この『親子酒』はまったくそう。
「どう酔えばいいの?」「俺って日頃、どう酔ってる?」

酔ってみて考えても、酔った頭ですから、おぼつかない。
とはいえ、「演りたい」と言って出番を貰った以上、今更引き返すわけにもいかない。

大変な趣味を見つけたものです。

なんとかやりきった

まったく自信が無いままに高座に上がるというのも、はじめてだったかもしれません。
とにかく雲をつかむような感覚。
一番大事な酔い方が分からないってェンですから、重症です。

何だかんだとやりきって、終わってみれば、何だかすっきり。
完全燃焼感もないのですが、不完全燃焼な感じもしない。
不思議な感覚であります。

他の皆様は、さすがに上手。
慣れもありますし、場を御する力も流石。
温情で二番目にあがらせていただきましたが、やはり稽古が足りないですね。

感想

打ち上げでは皆様の落語観というものを聴かせていただきました。
うーん、やっぱり奥が深い。業が深いとも言えますか。
昔は目黒にも寄席があったんだとか。知らなかったですね。人形町にあったのは知っておりましたが。

「吉原ってどんなところだったんですかねぇ」

という現代落語ファンの永遠の謎についてぼんやりと話しました。

お客様アンケートも拝見いたしまして、なるほど、反省しきりであります。

次はどうしましょうか。
『子ほめ』や『湯屋番』なんていいですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする