キレとテンポは今の漫画のそれと比べても遜色ないです。
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時は大正、ロマンの薫り満ちあふれていた頃。突然、婚約者・伊集院少尉を紹介された紅緒はびっくり。この縁談、自分でこわしてやる、と伊集院家にのりこんだはいいものの、少尉の笑顔を見たときが、紅緒の恋の始まりだった。
しかし、酒乱の紅緒が酒場であばれたのがきっかけで、少尉は戦場にいくことになってしまう。ジャジャ馬・紅緒の恋は、はやくも波乱万丈?
ロマンチックコメディの名作、登場!
今のマンガ界隈でいうところの“ガサツ系ヒロイン”ですが(もうその時代も終わった感がありますが)、そのガサツっぷりは当時はまだまだ斬新だったでしょうね。あたくしは1975の空気すら吸ったことがないので分からないですが、イルカ氏の名曲『なごり雪』が1975ですから、その当時にこのガサツ系は……ねぇ。
しかし多分にデモクラティックな雰囲気と女性解放機運がマッチしてて、とても読んでて明るい気持ちになれます。いいラブコメ。
画もモダンで現代風だし。
今でもこの画に似てる人いるし。
これ、古臭い少女漫画だと思って捨て置くにはもったいない名作でした。余裕がある時一気に読んじゃお。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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