こういうテイストの少女漫画は本当に好きで、読んでは感動してます。
どうやっても男が描く漫画にはこういう情緒というか行間の喜怒哀楽は出せない。
少女漫画の文法なんでしょうかね。男性漫画ばかり読んできたあたくしには、毎度毎度衝撃です。よくこんな感情の分厚い本ばっかり読んでいられるな、と女子に感心したりします。
また、改めて考えると、この世界にはあたくしは要らないなとも思います。
騒々しい日常を送る7人の大家族・羽上家。 ある日、長男・顕が部屋に幽霊が出ると家に戻って来たことで、長女・ひろのの友人・深町が心霊ツアーを企画した!? マイ・フェイバリット・ファミリー。
アマゾンレビューの高さも驚愕。読めばみんな、その行間からにじみ出る人間性のリアルさ・濃さに衝撃を受けると思います。ただ、それが綺麗事すぎるきらいもありましてね。
こういうことで泣いちゃう人ばっかり出てくる物語に、あたくしは不在のほうがいいわ。綺麗なものばっかりしか存在しないのよね、少女漫画って。
クライマックスのこのシーンなんか最高なんだけどね。
こういう細くてスラッとしたクールなメガネしか、この世界には要らない。
あたくしのようなチビデブメガネは不要です。あーあ、自分で打ってて悲しくなってきた。
全3巻という手頃さ、終わり方の見事さ(終わらない感じ)、バランスいいなぁと感心します。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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