米粒写経のガラパゴスイッチ#13 『大工調べ』だけちょっと残念……

欠かさず参加しておりますが

今回で13回目なんですってね、ガラパゴスイッチ。
毎回、大満足のライブであり、今回もまた、至極の一時でありました。

ホロッコは回を追うごとに面白くなってきていて、今回のコントでまたひとつ化けたような。
いわゆる「こまり=おじさん」スタイルでいく限り、オチは今回のように「良い話風に落とす」という正解ではないでしょうか。
周りのお客さんのウケも、今までより格段に良かったです。

大工調べは難しいね

漫才の部について。
もう居島さんが舞台に立っているだけで笑えるあたしにゃ、漫才が行われていることが既に面白いわけです。
今回も、腹を抱えて笑いました。「タイムボカンより航空母艦」のフレーズがひょっと出てきて草不可避www的な。

ただ、落語が出てくるネタがあって(『注意調べ』というネタらしいです)、そこで居島さんがあの「おあにいさん」の啖呵をきるのですが、これが……ちょっとね。
居島さんは昨日、特に前半、調子悪そうでした。
あそこはピリッと啖呵切って欲しかったですね。

申し訳ないのですが、本格派な『大工調べ』が聞きたくなりました。
談志師匠や柳朝師匠、もちろん志ん朝師匠。今なら観るなら、圓太郎師匠かなぁ。
しっかし、いい啖呵ですよねぇ。

ビブリオバトルこそ本番

今回の後半はビブリオバトルでした。
どうして彼らのビブリオバトルは知ってる本が出てこないの!!

と思っていたら、『談志の十八番』が。
やっと知ってる本が出た。ま、知らない本が出てきたほうが、嬉しいっちゃ嬉しいんですが。

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他は読んだことなかったですな。
坂口安吾は『捕物帳』をアニメの影響で読んだくらいかしら。

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板倉先生は、一昨年のソクラテスで観たような。

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山城新伍さんの本は吉田豪さんもおすすめしてましたね。

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ここから居島さんが掟破りの三連発。どれも未読どころか聞いたこともない。

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最後の世説新語は、タツオさんらしいチョイス。「読む行為自体」も楽しめってぇことですかね。

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どれから読もうかしら。