毎度毎度のことですが、米粒写経は本当に面白い。
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隔月第四金曜日に行われている秘密結社。もはや金曜倶楽部と言っていいはず。
そんな米粒写経のガラパゴスイッチに行ってまいりました。
回を追うごとに客の執着度が上がっているような気がします。
僕らもふるいにかけられているということですね。
NHS総選挙
一発目はNHS=日本史、というむちゃくちゃなネタでした。
AKB総選挙とかかっているんでしょうが、その破天荒な本歌取りぶりも含めて、彼ららしいネタでしたね。
居島さんが漫才を演るときの人格が、トークコーナーよりもおとなしい事実にびっくり。
普通、ボケって逆ですよね。
漫才の時のほうが大人しいってどういうことでしょうか。
中大兄皇子のボケのところとか、できればあのまま好き勝手に居島さんに膨らまして欲しいとすら、願ってしまうファンの我儘さよ。
ネタよりネタになる平常時の居島さん。すげぇっす。
くさい芝居の話
二発目は居島さんの芝居が、全体的にオーバーだという、今更感あふれるネタ。
でも居島さんの芝居って、オーバーだしくさいけど、機微には溢れてますよね。それはあたくしの贔屓目かしら。
これも彼ららしいネタね。
ボケとツッコミがはっきりしていて、居島さんの超人的な「でかい声と面白い顔」が遺憾なく発揮されていました。
結局、この「でかい声と面白い顔」の前には細かな笑いは全ては無力だと、心から思う漫才でありました。
今回も寿限無が入ってましたが、ちょくちょく入ってくる落語ネタ。好きだなぁ。
十七条の憲法
これは米粒写経クラシックと言ってもいい、よく洗練されたネタでした。
youtubeだったかな。生で観るのは初めてでしたが。
かけあいのタイミングも良いし、ネタもソリッド。やり慣れてるネタなんでしょうね。
ネタをやっている居島さんが楽しそうなのが、何故だかすごく嬉しいあたくし。
勝手に、ね。居島中毒かしら。
トークコーナー
新宅広二先生による「動物園の裏歴史」というテーマ。
歴史ということで居島さんがどうスウィングするのか、ワクワクしすぎて鼻血でそう。
チーターの話、チンパンジーの話、動物学の話などなど、興味深い話が沢山飛び出てきて相変わらず知的好奇心を揺さぶってくれる空間でありましたが、あたくしが一番好きなのは「第二次ポエニ戦争」のところでした。
本日一番のスウィングを居島さんが繰り出したからです。
さすが歴史オタク。戦争史大好きさん。ハンニバルのアジア象作戦のあたりで、目がキラキラしちゃうんですもの、居島さん。いいねぇ、いいですよ。あれが見られただけで来た甲斐があったってぇもんですよ。えぇ、ほんと。
次回は8月!もちろんチケットも購入済みです。
いつまで来続けられるかしらねぇ。
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