ご自身の出身である新潟愛にあふれた作家、火坂雅志。
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彼の”上杉愛”の集大成がこちらの本でしょう。
前田慶次郎、水原親憲、上泉主水らの生涯の晩年が、短編集の長さで語られていて非常に丁度いい。
前提の知識がさほど要らないので、歴史文学に明るくない方でも読めて、それでいてしっかりと面白いのが素敵。
ただの「一見さんお断り」の文学に終わらないところですよね。
天地人もだからこそ大ヒットしたといえます。
色々と美化しすぎるのが歴史文学ロマンのいいところでもあり、ファンから喧々諤々の愛蔵渦巻くことになる理由でもあるのです。だからこそ、歴史文学ロマンは魅力的なんですな。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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