実録らしい良いシリーズでした。
インドのカルカッタからポルトガルのロカ岬まで、ユーラシア大陸を単独バイクで横断する――。19歳の”私”は、大学の学費を費やして行ったタイ旅行でどこからともなくそんな啓示を受ける。
アフリカ大陸から再びヨーロッパに戻った”私”は、とにかく愛車を日本に発送できる港を探して南ヨーロッパをひた走る。
様々な思いと打算、そして下心を総合した結果、”私”の決断したルートは、冬のヨーロッパではもっとも厳しいイバラの道だった――。期間およそ1年、5万キロ以上に渡って走り続けた結果”私”が見たものとは――。奇しくも道中出会った様々な濃いキャラクターたちが再登場するユーラシア編の最終巻。
伏線とか妙に期待しなくていいから楽ですね。
読んでてワクワクしかしない。
位置: 1,509
2月2日にカルカッタでパリダカを受け取ってから、この日でちょうど300日目の1999年11月26日、私のライダーとしての旅はこうして終わりを告げた。
お疲れさまでした。
最後、後日談でエルヴィスが彼女と結婚した話が載ってて、なんだかとってもホッコリ。お幸せに、なんて会ったこともない人の幸せをつい願ったり。
アメリカ大陸編も読もうかな。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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