大学の頃、何となく読んだのですが、アラサーになって読むとまた解釈が違ってきます。
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確か出会いは峯田和伸の銀杏ボーイズのアルバムだったような気がします。
それこそ『さくらの唄』ってアルバムがあって、当時それが大好きだったので関連コンテンツを買い漁った記憶が。
漁ったっつっても当時の財力ですから、大したことはないんですが。
とはいえ、アルバムのタイトルの元ネタですから、ガツガツ読んだんじゃないでしょうか。
物語は、絵の才能のある男子高校生がグダグダ日常を過ごしていたら、ひょんなことから周りが大変なことになっていくけどやっぱりグダグダしていたら、さらにひょんなことから世界観がグラっとかわってしまう的な。
稲中とかヒミズとかの古谷実作品のテイストもしますね。
エロくてグロくて、それでいてセンチ。
大好きです。こういうの。大好物。
当時は「後半から全然違う展開でグロいなぁ」くらいにしか思っていなかったと思いますが、今読むと味わいが全然違います。
むしろ、「このとっちらかっている感じが好き」てな具合。
ほとばしって瞑想している文学とでも言いましょうか。そういう面白さがあります。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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