もはやルパンの株が大暴落
あたくしも幼少の頃より大好きです、ルパン3世。
幼心に、「かっけぇなぁ」と思いました。こうありたい、とね。
だからこそ、この映画について疑問ですな。
失って初めて気づく。あたし、バカだったわ
この映画を観ると、いかに自分がルパン三世について思い入れがあるかを思い知ります。
「おれのルパンを涜しやがって!」と憤怒の感情が抑えられずにはおられません。
また、「ルパンぽさ」とは何か?
という『ばからもん』的な発想も噴出いたします。
涜されてはじめて、ルパンが大好きだったことに気づくなんて、あたしバカよね。
『ルパン3世』は如何にして『ルパン三世』でありえたか。
こちらのブログで書いてあることを読んではっとしました。
そうです、「ルパン3世らしさ」はチームものの理想型であるのです。
ふと思うことがあります。
ルパンの長所ってどこなんだろうって。
キャラクターとして他と秀でている部分はどこなんだろう?と。盗みのテクニック、変装術、銃の腕前。
どれも超一流であり、ルパン一人でも難なくお宝をゲットできる能力はあります。
けど、そこは他のキャラクターでも補える部分なんですよね。不二子で盗みのテクニックを。(変装術も不二子はルパンに劣らない位の腕前ですし)
次元で銃の腕。
近接戦闘ならば五ェ門の専売特許。ルパン一味の他のメンバーがルパンの特技を全てカバーしていて、じゃあ、ルパンの一味の中での役割って何?ってなります。
すると、圧倒的な調査力とそれを活かす頭脳にこそルパンの長所があり、一味の中の唯一無二の役割があるんじゃないかと僕は思うんですね。広い人脈を駆使した情報集積能力は勿論、それを元にした作戦立案力。
実行に関しては彼の身体及び盗みの能力を以てすれば造作も無く、更には次元たちの力を借りるので、どんな難攻不落の要塞からでもお宝を盗み出せる。
殆どの話で、ルパンの作戦が盗みの中心になっているというイメージがあります。
そうです。そのとおり。
ルパンとは、圧倒的な頭脳です。五右衛門の身体、次元の銃、不二子の色香と裏切り。
これらを総合的に把握して、最終的にお宝を手に入れる。
一見チャランポランなところも素敵ですよね。
これがルパンであります。
ところが、小栗ルパンは風貌こそよく出来ているものの、突出した能力は発揮することがありませんでした。
ただ飄々としているだけで。
「ルパンじゃなければ出来ない仕事」が無かったんですな。
絵のドヤ感に萎える
こちらのブログでも言われておりますが。
ルパン一味の4人が並び立つシーンが何度も何度も出てきます。
「どや?ええやろ?これが欲しかったんやろう?ええのんかええのんか」
と、脂ぎったおっちゃんに執拗に前戯をされているようで萎えます。
あと、前編吹き替えなのは違和感ありますね。
日本人が演じて、日本人が吹き替えしているのです。
意味あるか?と。昔のボイスラッガー思い出しますわ。
TV特撮 ボイスラッガー 投稿者 uncleagent0022
次元には帽子をとらないでいて欲しかったなぁ
どうでもいいんですが、みんなで晩餐するシーンがあるんですけど、そこでね、次元が帽子を取って飯を食ってるんです。
そうすると、単なる「小汚いひげ面の玉山鉄二」にしかならないんですね。
玉山さんは個人的には超格好良いと思ったんですが、次元やるなら目はもっと隠して欲しかったです。
アニメでも帽子をとった次元のシーンはあるんですけど、基本的には目が映らないキャラですからね。
玉山兄貴の格好いい顔は見たい、見たいけれども、今回は次元。
であれば、顔は隠すべきだとあたくしは思いますね。
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