こういう女を許してしまうの、本当に男として情けなく思う。
朝の宝石店ティファニーの前でデニッシュを食べる娼婦のホリーは、引っ越してきたばかりの駆け出し作家ポールと出会う。酔っぱらいから逃げて部屋へ来て、眠り込んでしまった彼女にポールは興味を抱く。ホリーの夫ドクが彼女を連れ戻そうとするが、彼女は断ってしまう。ホリーがブラジルの外交官と結婚するのを知って傷ついたポールは、小説を売って得たお金をつきつけるが…。
この気分屋、どこがいいんだ?とマジレスしてしまいたくなる。
でもこういうのが好きな人、一定数いるよね。理解に苦しむが。
ホリーも、あたくしのような人を相手にはしていないだろうけど。
今でいうパパ活女子ですな。
オードリーにこの役をやらせる、ってのがまたすごいキャスティングの妙。そこだけは認める。あとマンシーニの曲。素晴らしい。そこも認めざるを得ない。
しかし、全体的に軽薄でどことなく好きになれず。
原作は面白いのかしら。逆に興味が出てきた。
しかしやっぱり宝石店ティファニーで朝食が出てくるわけではなかった。勘違いしている人、結構多いんじゃないかな。
流れるような演技も見事だし、なんだろ、内容以外にムカつくところはないはずなんだが……どうも可愛いからって傍若無人な態度を取り続ける頭の悪い女が嫌いなんだな。あと猫を一旦捨てるところとか、納得できない。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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