大げさなタイトルつけて、まぁ
たまたま同時期に、同じような番組を観たり聞いたりしたんです。
それで、考えをまとめてみようかしら、と。
観たのは喬太郎師匠の『夜の慣用句』。
彼の噺の中では一番好きですかね。
課長の酔っ払い具合が絶妙で、思わず笑わずには居られません。
あと、志の輔師匠。
昔、伊集院光の日曜日の秘密基地に出ていたときの音源を再度聞いたら、なるほどと膝を打つようなことをおっしゃっておられました。
何故、古典をやるのか
志の輔師匠はおっしゃっていました。
何故、古典をやるのか。
それは、最も人間の機微であったり伝えたいことであったりが詰まっているのが古典落語だから。
裏を返せば、古典よりももっと言いたいこと・伝えたいことを詰められるなら、新作をやる理由になる、と。
なるほど、ちげぇねぇす。
あたくしなんか、ただ単に「古典落語が好き」くらいで古典をやっておりますが、なるほど、確かに言われてみればそうかも。
どうして古典落語が好きなのか、考えても考えても、中々自分なりの結論に結びつかないんですね。
でも、志の輔師匠の言葉は真ですね。感銘の至であります。
自分にとって落語とは、腐れ縁の惚れた女
こちらは喬太郎師匠の言葉。
こいつさえ居なきゃ、俺はもっとまっとうであった、と。
なるほど、そういうことを喬太郎師匠が言うならば許されるでしょう。
喬太郎師匠がもつ「ふざけた先輩」感は凄いですよね。
いや、芸には真面目な方かもしれませんが、生き方が程よく不真面目で。
ワルではない、ワルではないけど、優等生でもない。
劣等生かと思うと、力は本物。
そして、誰よりもチャランポラン。
そんな、若旦那のようでいて、名人上手のようでもある。
面白い人ですね。
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