こんな青春があった
基本的に、アニメや漫画は現実逃避で観ているのですが、たまに現実を思い出すための漫画を読みます。
この作品もそんな現実回帰もの。
壮大な「高校生あるある」と言ってもいいでしょう。
すれ違い、勘違い、思い違い。
あらゆる間違いの渦の中で、ただ我武者羅に走り続け、時に塞ぎ込み、ひたすらにうずくまった青春の日々。
あの頃の僕等がここにいる。
――氣志團 綾小路 翔なにもできない、なにも起きない、
こんなに美しい青春漫画がかつてあっただろうか?
――大根 仁各業界から絶賛された幻の作品がリニューアルされて単行本化!
ごく普通の高校3年生“フトシ”が友人たちと過ごす、どうしようもない、でもかけがえない日々を描く青春の物語。
高校最後の思い出づくりにカーセックスを見に行く話とか、等身大の『スタンド・バイ・ミー』です。
あたくしも高校最後の思い出に混浴に行ったのを思い出しました。ちょっと涙が出ました。
親父のコネでアイドルライブに行けることになって浮かれるも、「不正をした汚い手で彼女らと握手はしたくない」と下手な正義観を出すしょうもなさ。身に覚えがあります。
作者のプロフィールが笑える
公式サイトで作者のプロフィールが公開されてますが、これが面白い。
1979年、新潟県出身。ロックバンド「神聖かまってちゃん」のマネージャーとして注目を集めるが、「あらかじめ決められた恋人たちへ」ベーシスト、鬼束ちひろさんに振り回される番組MC、コラムニスト、俳優など様々な顔を持つ現代の万能人。個人ブログにてマンガの連載を始め、この度満を持して商業マンガ家デビュー。男の墓場プロダクション所属。松浦亜弥さんの完全復活を熱望中。
マルチアーティストでいらっしゃるのですね。
つっこみ代がありすぎて、どこから触ればいいのかわからないです。
実写も公開されてます
まさかの実写化。
杉作J太郎氏も出てますね。
AVの高校生男優にしか見えませんが。
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