読んでいて、「あれ?」「あれ?」「なんか変だな?」が最後の2行ではっきりする。
んで、その後に、ぶわーっと変な感情が吹き出てくる。
確かに、そういうところありますね。
あたくしは残念なことに、「なんか変だ」について読みながら考えてしまっていて、最後の2行までにある程度オチというかネタに気づいてしまっていたので、ちょっと最高の読書体験とはいきませんでした。
こういうのはジェットコースター等と同じで、鳥肌が立ったもん勝ちですからね。
下手に頭使って先読みして、筆者と知恵比べをするような読み方が全てではない、と最近、つとに思いますね。
普段ミステリーを読み慣れていないタイプの人間にこそ、本当におすすめできる作品。玄人受けはしないでしょう。あと多読や速読の人にもお勧めかしら。じっくり読む玄人には、受けないでしょうね。
それにしても、最後の2行まで隠し持っていく言葉選びは見事。
この方のサイトのまとめがすごく秀逸。
読んだ後にこれをみると、さらにもう一度読みたくなるかも。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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