『「わかりやすい」文章を書く全技術100』 わかり易さは大切

美しい文章よりも、わかり易い文章のほうが優先度は高い。たとえそれが小説であっても、かな。

 本書の目的は「わかりやすい文章を書く技術を、身に付けてもらうこと」です。
……(中略)……
本書と同じように、「分かりやすい文章を身に付けてもらうこと」を目的とした本は、多数出版されています。ですが、これらの類書の中には、掲載されている技術の数が不十分であるものも多いです。技術の数が足りなければ、当然、わかりやすい文章を書けるようにはなりません。
本書には、合計100の技術を掲載しました。類書に載っている技術は、ほぼもれなく、本書に掲載されているでしょう。

『細雪』を読了できていない自分が言うと「逃げ」や「言い訳」にしかならないのかもしれませんが。
とはいえ、技術はあって困らない。

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自分の書いた文章は可愛いものです。可愛いから、つい甘い態度で接してしまいがち。しかし、甘やかしていては、良い子どもに育たない。甘やかしていては、わかりやすい文章にはなりません。  さて、自分の文章を甘やかさないためには、どうしたら良いのでしょう? 甘やかしてしまうのは、自分が書いた文章だから。それなら、自分の書いた文章だと思わなければ良いのです。第三者の視点で、客観的な視点で、自分の文章を読めば良いのです。  では、自分の文章を客観視するためには、どうしたら良いか? いくつか方法があります。
(1)時間を空けてから、読み返す  仮に、書いた直後に、自分の文章を読み返す。書いた直後だと、書いている最中のことをはっきりと覚えています。「あんなに心を込めて書いた文章に、誤りなどあるものか」。書いていた時の気持ちも、はっきりと覚えています。それでは、自分の文章を手直ししにくい。  それなら、時間を空けてから読み返せばよい。2時間でも、3時間でも時間を空ける。もし可能なら、一晩でも空けてみる。そうしてから、自分の文章を読み返してみるのです。すると、どうでしょうか。自分の書いた文章なのに、自分の書いた文章とは思えない。また、「苦労して書いた」「心を込めて書いた」といったことも忘れていますから、自分の文章に手を加えやすい。時間を空けるのも、有効なのです。
(2)印刷して、見返す  自分の書いた文章を印刷する。それだけでも、見え方は変わるものです。パソコンの画面上では気付かなかった誤りも、紙に印刷するだけで、気付きやすくなるものです。  印刷するのは大した手間ではありません。しかも、持ち運びやすくなる。持ち運びやすくなれば、外出先でも見返せるようになります。
(3)音読しながら、見返す  音読しながら、文章を読み返す。すると…

まったくそのとおり。当たり前のこと。
しかし自分の文章というのは可愛い。何故かしら。

こんな駄文ブログを延々とやれるのも、己の文章が可愛いから……だけではないけれども。
とにかく、分かり易い文章は大切。ね。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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