思ったよりギャグ少なめじゃんすか……
2014のマンガ大賞3位ということで、何となく読んでみたのですが、これが大変でした。
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とにかく、闘病の様子が辛すぎる。
主人公は『GANZ』などの奥浩哉先生のもとでアシスタントを務めた著者自身。
彼が精巣腫瘍にかかってしまい、その闘病をする様が描かれているのです。
闘病漫画なので、ある程度覚悟はしていたのですが、可愛らしいネーミングとは全く裏腹で、ギャグ少なめなんす。
癌モノの破壊力は異常
個人的に人生ベスト漫画に入ってくるであろう、土田世紀先生の『雲出るところ』、あれも癌モノでしたが、どうしてこんなに読むのが辛く、心を打つのでしょうか。やはり、若くして死ぬ病だからでしょうか。闘病が辛いからでしょうかね。
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単に辛いだけでなく、「子どもが作れなくなる」とか「お金がかかる」とか、「髪の毛が抜ける」とか。
そういう色々な事も含めて、人間のプライドというか尊厳を奪っていくからなんですかね。
何より、あたくしも癌の家系の人間ですから。
いつになるか分かりませんが、とにかく、癌にはなるでしょうね。
その「いつか自分も」ということが、さらなる興味と恐怖を付加していくんですかね。
PVもあるのね
原作の絵を動かしているだけのPV(「だけ」なんて言っちゃいけない、すごい技術!)ですが、読んだ後に観ると涙が出てきそう。
この人の萌のような絵が、不自然なくらい辛い現実と混ざって、苦しいです。
まどか☆マギカも最初観た時はこんな感じだったなぁ。だいぶテイストが違いますが。
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