『落語 知れば知るほど』 常に手元においておきたい名著

落語に興味がある人が、活字で情報収集するにはもってこいの名著でした。

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寄席文字の橘左近先生の著作。
後日アップ予定の『東都噺家系図』の著者様でもおられる。

この本、とにかく第一章『落語の歴史』が抜群に分かりやすいです。
戦国時代、安楽庵策伝、三笑亭可楽と続く、落語(特に江戸落語)の歴史が綺麗にまとまっていて素晴らしいですな。

なんとなくぼんやりと知っていたあたくしですが、まとめて活字で読ませてくれるものでこれ以上のものは知りません。
とにかく読んで損はしない名著でした。

第二章は名作根多のまとめ、第三章は名人上手のまとめ、となっていて、この辺はある程度のファンになってから読んだほうがいいかも。蝶花楼馬楽師匠のエピソードとか、最近聞かなかったので復習になりました。

とにかく、図鑑として参考書として、活字でこれだけ落語をまとめていただいている本は少ないでしょう。常に手元においておきたい名著です。

sirebasiru

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