作られたのが1943年てのが凄いね。真っ只中ですよ。
そして俳優たちの顔が凄い。
アーネスト・ヘミングウェイ(「破局」)の同名の長篇小説を色彩映画化した1943年作品。B・G・デシルヴァが製作指揮し、「アパッチ族の最後」のサム・ウッドが製作、監督に当たった。脚色は「駅馬車(1939)」のダドリー・ニコルズ、撮影は「ネブラスカ魂」のレイ・レナハン、音楽は「旅愁」のヴィクター・ヤングの担当である。主演派「ダラス」のゲイリー・クーパーと「白い恐怖」のイングリッド・バーグマンで、以下エイキム・タミロフ、「情炎の海」のアルチュロ・デ・コルドヴァ、「ヴァレンチノ」のジョセフ・カレイア、「渡洋爆撃隊」のウラジミル・ソコロフ、本作品でアカデミー助演賞を得たカティナ・パクシヌーらが助演する。
スペイン内戦を舞台とし、ロバート・ジョーダンとマリアの恋を描く。題名はジョン・ダンの説教の一節を引用している。1939年3月にこの作品を書き始め、翌1940年に発表された。
これは邦題の勝ちですよね。かっちょいい。関係ないけど、「風と共に去りぬ」とイメージ被るんですよね。全然違うのは分かってても。タイトルかっこいいつながりかな。
イングリッド・バーグマンの短髪、ぎょっとしますね。でも美しい。ローマの休日(1953)のヘップバーンといい、ベリーショートが流行だったのかね。10年も違うから流行とか言っちゃ駄目か。
とかなんとか言っても、結局ロマンス映画には違わないです。しかし、脇役たちの顔はすごい。黒澤映画みたい。顔。真っ黒に日焼けした顔とか、生活苦の滲んだ顔、きったねー顔がてても印象的。
最新記事 by 写楽斎ジョニー (全て見る)
- 車谷長吉著『錢金について』感想 車谷氏の金銭観、聞きたい - 2023年12月6日
- ヴァン・ダイン著『僧正殺人事件』感想 コック・ロビンなだけ - 2023年11月30日
- 黒沢清監督映画『cure』感想 役所広司の存在感 - 2023年11月29日