映画としてはすごいかもしれないけど、苦手な映画です。
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先日のガラパゴスイッチで居島さんが再現パフォーマンスをしていて、ちょうどその日にNHKで再放送。
「これは!」と思って早速録画して見たわけです。
あたくしが読み取ったテーマは愛と赦し。
愛とは、わかりやすく男性同士の愛。
一切女性が出てこない本作の中で、最初から最後まで、一貫して男性が男性を求めることを描いています。
戦争中に、男が男に惹かれ求めてしまう。そのロマンにひたすら迫っています。
これはまぁ、好きだね。
問題はもう一つのテーマ、赦し。
これはもっと直接的に立場の上下の話。
序盤の「捕虜と兵士」の関係から、「兄と弟」「戦勝国と戦敗国」の関係まで。
幅広く「”下”を愛せるかどうか」について語られております。
これはこれでテーマだとは思うのですが、あまりにキリスト教的すぎて。
あたくしは好きになれなかったかな。
男性同士の性愛も、赦しも、どこか偏見を含んでいるようなニュアンスがあって。
大島監督と、あたくしの価値観がまったく違っていたことにも起因するとは思うのですが、わざわざ映画として描くにしてはアレルギーを感じてしまう描き方でした。
なんともはや。
しかし、坂本龍一の色っぽさったら。むかしの沢田研二みたいね。
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