映画『パプリカ』感想 わけわからんを愛する

久しぶりに見ましたが、以前見たときより「わけわからん」の解像度が上がったような気がします。

「時をかける少女」の筒井康隆による同名SF小説を「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」のアニメーション監督今敏が映画化。表の顔は精神医療研究所に勤めるセラピー機器の研究者、裏の顔は“パプリカ”というコードネームを持つセラピスト千葉敦子は他人の夢をスキャンすることが出来るというセラピー機器“DCミニ”を使い、日々患者の迷える心をケアしていた。だがある日、その“DCミニ”が何者かによって盗まれてしまう……。

筒井康隆原作とは知らず。筒井さんは本当に多作で凄い。
映像を先行した作品、という印象ですが、以前より好意的に観られました。

わけわからないけど凄い、というものを許容できるようになってきたかな。もう20年ぶりくらいに観ましたからね。なにより、今は映像の凄さが分かるようになった。昔の自分は、というか今でもそうですが、プロット大好きでしたからね。
そういう基準で評価しようとすると、この作品は難しい。

わけわからんを愛する、ということですね。それに尽きるか。

The following two tabs change content below.
都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする