落語について2016

落語ブームが何年かに一度、来ますな。

近年では『タイガー&ドラゴン』、『ちりとてちん』、そして『昭和元禄落語心中』。

これで、いろんな人が一旦は落語に興味を持つんですが、長続きするのは一握り。
「どうして?」と聞くと、「やっぱり漫才・コントのほうが面白い」という答えが返ってきます。

みんな、即戦力というか即笑いを求めてるんだなぁと思う瞬間です。
貧しい、とは思いません。いや、昔は思っていたけど、今はそれほど批難しない。

ただ、日々、忙しく生きているなぁとは思います。
夕方、縁側でボーっとするような瞬間が、今の人々には無い。

あたくしは、それほど稼げませんが、そういう時間を大切に生きていくことにしています。
ま、忙しく働けないだけなのかもしれませんがネ。

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最近でた落語心中の新刊で、こんなセリフがありました↑。
これ、落語に限らないけど、まさにそうよね。

芸ってのは、オールマイティではあり得ない。
その人にしか出来ない、その人ならではの話というのがあって。
志ん朝だって談志だって、やりたくてもやれない根多があったはず。

自分も、落語をアマチュアながらすることがあって、だったらなおさら、落語という集合体のためにも、自分の落語を探すべきなんだよなぁと思ったりします。

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