湯豆腐が好きなら。
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だから最初から一時に鍋の中に豆腐をたくさん入れることはよくない。酒の肴にするような場合は、三切れか四切れずつ食べては入れ、食べては入れ、食べるほどに少しずつ持って来ることを心がけなくてはならん。この心がけあれば、葛を入れて豆腐の鬆を防ぐトリックを用うるまでもない。次に湯豆腐の鍋の中に醬油入れを入れて醬油を温める心要はあるまい。鰹節のだしが出るためのようだが、強いてそれをするにも及ぶまい。要はあつい豆腐にあつい醬油をつけて食べる方がいいか、あつい豆腐につめたい醬油をつけてはいけないか、という問題だ。
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読んでいるうちに湯豆腐が食べたくなる名著。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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