『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』は、強すぎる

これだけの条件がそろった本読んだら、感想をいうのも躊躇われます。

しかし、何も言えないですね。

限られた未来を父は息子のかぎりないいのちにつなぐ――谷川俊太郎氏推薦 ガン(多発性骨髄腫)で余命宣告を受けた35歳の父が、2歳の息子に伝えたい大切なこと。
●1.優しさについて、ぼくが息子に伝えたいこと
●2.孤独と友だちについて、息子に学んでほしいこと
●3.夢と仕事とお金について、息子に教えておきたいこと
●4.生と死について、いつか息子と話したいこと
写真家、元猟師の著者・幡野広志が、父として男として息子に伝えたい言葉は、多くの人の心に刺さる真実の言葉である。

著者はあたくしとほぼ同じ年。もはや共感する要素しかない。けれど、ちょっと味付けが濃すぎる。死を背負った人間の言葉は重すぎて、咀嚼するのをためらいます。

位置: 393
息子ができて、単純に人生は楽しくなった。また、息子という存在のおかげで、「自分や妻はどういう人間なのか」について理解が深くなった。
なぜなら、自分よりも弱い存在に対してどう接するかで、その人がどんな人かがわかる。子どもという「自分より圧倒的に弱い存在」にどう接するかで、僕や妻がどんな人なのかも決まるのだ。
強制したり、善意でも自分の意見を押しつけたり、先回りして失敗をさせていなかったり。そうした 過ちをおかさないように、慎重に毎日を重ねていかねばならない。

確かに、自分よりも弱い存在に対してどう接するかというのはその人のキャパシティや本性を知る上で一つの指標になりえます。失敗、させてるかなぁ。ちょっと不安になったりもします。

位置: 400
こぼしたり、落としたり、ぐちゃぐちゃにしたり、失敗することもたくさんあるけれど、絶対に怒らない。親のイライラした感情を子どもにぶつけるようにして、ただ怒ってもしょうがないし、いずれできるようになることだ

……怒ってますね。いや、分かっちゃいるんですがね。

位置: 408
僕と妻が決めているのは、「2人で叱るのはやめようね」ということ。  片方が叱ったら、片方は寄り添う。お父さんとお母さんから叱られたら、子どもの逃げ場がなくなってしまう。基本的に僕が叱り役で、妻が「よしよし」の役割だ。

理論と実践が上手くいってるんですね。素敵だな。
あんまりこういうの読んでいると自己肯定感が下がるのでほどほどに。

位置: 416
人より早く父をなくすであろう息子に、たくさんの自信をプレゼントしてあげたい。

で、出たー。キラーフレーズ。これ出されたら何も言えない。強すぎるよ。

位置: 463
大人になって思う。おそらく学校とは、理不尽さを学ぶ場所なのだと。
そもそも社会は理不尽なものだから、理不尽さを知らないまま大人になると、理不尽さにやられてしまう。だから僕が息子を学校に行かせる理由は2つ。
ひとつは、年齢相応のことを経験させるため。
もうひとつは、予防接種のごとく理不尽さの免疫をつけさせるためだ。  これ以外、学校に求めるものは何もない。

素晴らしい考えだと思いますね。胸に秘めておきたい。
予防接種ね。いい例えだと思います。さすが芸術家。
理不尽から切り離すと社会で生きていけないですからね。あたくしもだいぶ理不尽には弱いほうなんで、わかる。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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