『経済は地理から学べ!』とはまさにそのとおり 1

まさにそのとおりなんだけど、それを解説している本を探すのは難しくて。

わざわざ本著を手に取る機会って、やっぱり高校生とかにはないのよね。
よほど知的レベルが高くないと。
こういうの読むと、世界史とかわかりやすくなるけど、どーしてもまずは教科書になっちゃうしね。

位置: 130
つまりアイスランドは、地熱発電と水力発電という 再生可能エネルギー(自然エネルギー)だけで電力をまかなっている国 なのです。

位置: 132
アルミニウムは、中間製品アルミナを電気分解して生産しますので、生産過程において大量の電気を使用します。

位置: 134
事実、アイスランドの輸出品目2位はアルミニウムとなっています。

すごい国だね。
広大な土地と条件、そして少ない人口だからこそ出来る技。だから「日本でも!」とはなかなかならない。

面白いんだけどね、アイスランドが世界史に出てくる機会はまずないからね。

位置: 309
つまりインドは、 アメリカ合衆国とほぼ 12 時間の時差がある わけです。そのためシリコンプレーンやシリコンバレーで開発されているソフトウェアを、夜にインドへ送れば、朝を迎えたインドで開発の続きを進めることができます。

盲点だったなー、時差ですか。
そう言われるとそう。

美味しんぼで蕎麦をオーストラリアで作れば夏に新そばが食べられる!的な話があったけど、まさにそういうことなのか。

位置: 348
そんなオランダが、なぜロシアの最大輸出相手国なのでしょうか? これを読み解くカギは ロシアの原油 です。

位置: 373
ユーロポートに運ばれてきた原油はオランダのロッテルダムで石油化学工業の原燃料となります。また、ユーロポートからはドイツのルール工業地帯にパイプラインが延びています。まとめるとこうです。 ロシアからオランダへ原油が輸出される。 オランダはそれを石油製品へと加工し、ライン川を使ってドイツへ輸出する。

動線を握った者が強いってこと。まだまだ物流はアナログだかんね。

位置: 1,315
オーストラリアは、製造業があまり発達していないこともあって、単純労働者や低賃金労働者といった人材を供給する必要がありません。 そのため移民は、リタイアした海外からの移住者、富裕層などが多く、彼らを対象とした政策を進めやすいという利点があります。また、1985年以降の「対オーストラリアドルの円高」という背景は割安感を生み、多くの日本人がオーストラリアに移住しました。 その結果、 最低賃金水準が日本やアメリカ合衆国の約2倍 となっています。それにともなって、物価が高い国としても有名です。 オーストラリアの外食産業では、外国企業が進出して成功した例はほとんどありません。牛丼チェーンの 野家も、シドニーに出店した2店舗をすでに撤退させています。スターバックスもまた、オーストラリア国内での直営店の運営権を地元企業に売却しました。先進国が先進国である理由もまた、千差万別なのです。

面白いね。オーストラリア、住みやすそうだけど、物価が高いんじゃ庶民には難しいかしら。

どこで生きていくかってのは人生の大きな問題で、色んな国があることを知るのは楽しい。日本からしばらくは離れられないけどね。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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