いわゆる『ビブリオ古書』的な。ある分野の専門家がやたら推理力が高く、安楽椅子ですべてを片付ける系のやつ。
殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き――。時を戻すことができました。アリバイは、崩れました――。美谷時計店には、「時計修理承ります」だけでなく「アリバイ崩し承ります」という貼り紙がある。「時計にまつわるご依頼は何でも承る」のだという。難事件に頭を悩ませる捜査一課の新米刑事は、アリバイ崩しを依頼する。ストーカーと化した元夫のアリバイ、郵便ポストに投函された拳銃のアリバイ、山荘の時計台で起きた殺人のアリバイ……7つの事件や謎に、店主の美谷時乃が挑む。あなたはこの謎を解き明かせるか?
類似作品は枚挙に暇がないが、けれども魅力はあるんですよね。これも良くできてます。単純に本格ミステリが好きなら程度の差こそあれ楽しめるはず。
あたくしは謎のレベルがちょうどよく、適度に難しかったので楽しめました。謎の難易度や質が肌に合ったんでしょうね。
p1139
死者のアリバイを崩すべく、第四係の捜査員たちは検討を始めた。自供まで得られた事件で書類送検できなかったら、捜査一課の他の係の笑い者になってしまう。
この自供して死んだ人間のアリバイを崩す話が好きでした。死者のアリバイ崩し、好みの発想です。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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