赤壁までが三国志だと言ったら、怒られるだろうか

まったく諸葛亮最強よね。

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「兵法に、表裏と虚実あり、曹操は元来、虚実の論にくわしき者。彼、行くての山道に煙のあがるを見なば、これ、敵が人あるごとき態を見せかくるの偽計なりと観破し、あえて、 冒し来るに相違ない。敵を謀るにはよろしく敵の智能の度を測るをもって先とす──とはこのこと。あやしむなかれ。羽将軍、疾くゆき給え」

と、あたくしはこのあと少しまで読んで、やめました。赤壁の戦い以降、なんだかあんまり読んでいて面白く無くなってきたからです。

なんでかな。赤壁がクライマックスだったのは。
蜀のメンバーが倒れるのが悲しかったからかしら。読む前にやめておきたかったのか。自分でもよくわからない。

けど、なんとなく三国志を読んだって気になりました。

吉川英治自身も

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ひと口にいえば、三国志は曹操に始まって孔明に終る二大英傑の成敗争奪の跡を 叙 したものというもさしつかえない。

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要するに、国を憂いて 瘦軀 を削り、その赤心も病み 煩うばかり日々夜々の戦いに苦闘しつつあった古人を、後世のご苦労なしの文人や理論家が、 暖衣飽食 しながら 是々非々 論じたところで、それはことばの遊戯以外の何ものでもないのである。

なんて言ってて三国志全体を肯定しているようではなく、彼も孔明が倒れるまでを「三国志」だと思っている様子。まぁ、それはそれでしょう。

映画『Red Cliff』も観ました。すごいね、映像美。

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