まったく諸葛亮最強よね。
位置: 27,141
「兵法に、表裏と虚実あり、曹操は元来、虚実の論にくわしき者。彼、行くての山道に煙のあがるを見なば、これ、敵が人あるごとき態を見せかくるの偽計なりと観破し、あえて、 冒し来るに相違ない。敵を謀るにはよろしく敵の智能の度を測るをもって先とす──とはこのこと。あやしむなかれ。羽将軍、疾くゆき給え」
と、あたくしはこのあと少しまで読んで、やめました。赤壁の戦い以降、なんだかあんまり読んでいて面白く無くなってきたからです。
なんでかな。赤壁がクライマックスだったのは。
蜀のメンバーが倒れるのが悲しかったからかしら。読む前にやめておきたかったのか。自分でもよくわからない。
けど、なんとなく三国志を読んだって気になりました。
吉川英治自身も
位置: 46,701
ひと口にいえば、三国志は曹操に始まって孔明に終る二大英傑の成敗争奪の跡を 叙 したものというもさしつかえない。位置: 46,751
要するに、国を憂いて 瘦軀 を削り、その赤心も病み 煩うばかり日々夜々の戦いに苦闘しつつあった古人を、後世のご苦労なしの文人や理論家が、 暖衣飽食 しながら 是々非々 論じたところで、それはことばの遊戯以外の何ものでもないのである。
なんて言ってて三国志全体を肯定しているようではなく、彼も孔明が倒れるまでを「三国志」だと思っている様子。まぁ、それはそれでしょう。
映画『Red Cliff』も観ました。すごいね、映像美。
最新記事 by 写楽斎ジョニー (全て見る)
- スチュアート・ハグマン監督映画『いちご白書』感想 - 2024年10月10日
- トム・シャドヤック監督映画『パッチ・アダムス』感想 ロビン・ウィリアムスのお涙頂戴! - 2024年10月8日
- ガルシア・マルケス著『百年の孤独』感想 10年ぶり2度目。しかし不思議な話だ - 2024年10月6日